Tuesday, October 22, 2013

cola

コーラ (cola, kola) は熱帯西アフリカ原産の木で、ニジェール・コンゴ語族の言葉が語源 (テムネ語: kola / マンディング語: kolo )

 西洋人の手によって、ブラジルや西インド諸島などに伝わった。コーラの実 (cola, cola nut, cola seed) は栗くらいの大きさで、茶色みがかった色であり、味は苦く、消化を助ける食べ物として使用されていた。また、神経を落ち着かせる作用もあるという。英語の初出は十八世紀末。

 一八八〇年代の医学誌には ----- Cola nuts are a perfect antidote to alcohol… ----- 「コーラの実はアルコールの完璧な解毒剤である」という記述がある。お酒を飲んだ後にお茶漬けを食べると酔いがやわらぐという経験から察するに、コーラがアルコールを解毒するのは、お茶と同様にカフェインを含有しているからだろう。ペンバートンが発明した元祖のコカコーラには、コーラの実や葉の香り付けがなされていたが、清涼飲料として売り出され、競合他社のペプシもペプシコーラ (Pepsi Cola) を売り出すようになった二十世紀初頭のアメリカでは、一般にカフェイン入りの黒い炭酸水を略称の cola で呼ぶようになった。




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